陽のあたる裏路地

観た映画や、読んだ本について書くブログ。ぬるっと始めたので詳細はまだ不明。

2021-01-01から1年間の記事一覧

1グロスは12ダース(144個)『虚構推理短編集 岩永琴子の純真』城平京

虚構推理短編集 岩永琴子の純真 (講談社タイガ) 作者:城平京 講談社 Amazon 作中で主人公の岩永琴子が「あるもの」を1グロスも差し入れしようとするシーンがあるので「グロスとはなんぞや」と思って検索したが、本当に業務用の<アレ>がページの上の方に出…

安達としまむら アニメ特典小説(4)『Abiding Diverge Alien』

安達としまむら Blu-ray 4(特典なし) 鬼頭明里 Amazon ※ネタバレありの記事です。 まさか『安達としまむら』で二人の初体験をめぐるストーリーが描かれるとは思わず、3巻の展開に読者は大きな衝撃を受け、喝采を叫んだ(多分)。 しかし、入間人間はこの特典…

安達としまむら アニメ特典小説(3)『ムラ』

安達としまむら DVD 3(特典なし) 鬼頭明里 Amazon ※ネタバレありの記事です。 この特典小説、それぞれクオリティが高いが、特にこの3巻はファンには是非読んでほしい。 もっといえば、安達としまむらのファンなら読まないと後悔するかもしれない。 というわ…

今後の予定

二ヶ月以上記事を書いてないうちに、安達としまむらの10巻が出てしまった。9巻の感想も書いてないのに。 10巻はちょっとずつ読んでいるが、やばいねこれは。 というわけで自分の尻を叩くために今後の予定をここに書いておきたい。 買っておきながらまだ読ん…

安達としまむら アニメ特典小説⑵『死間』

【Amazon.co.jp限定】安達としまむら Blu-ray 2(全巻購入特典:「描き下ろし全巻収納BOX」引換デジタルシリアルコード付) ポニーキャニオン Amazon ※ネタバレありの感想です。 特典小説の一巻では安達としまむらが社会人となり、同棲している様子が描かれたが…

安達としまむら アニメ特典小説⑴『Chito』

安達としまむら Blu-ray 1(特典なし) 鬼頭明里 Amazon ※ネタバレありの記事です。 『安達としまむら』のアニメDVD特典小説の感想を順番に書きたい。というわけで、まずはDVD第1巻に付属している小説『Chito』の感想から。 とりあえず全体の感想としては、「…

ミステリの感想その3

『殺人方程式』綾辻行人 殺人方程式―切断された死体の問題 (光文社文庫) 作者:綾辻 行人 メディア: 文庫 宗教団体の教主が、団体本部の隣のビルの屋上で首と左腕がない状態で発見される。なぜこんな場所で殺されているのか、そして犯人はなぜ被害者の体を切…

ミステリ感想その2

『すべてがFになる』森博嗣 すべてがFになる THE PERFECT INSIDER S&Mシリーズ (講談社文庫) 作者:森博嗣 発売日: 2012/09/28 メディア: Kindle版 超有名作であり、ファンも多いシリーズであるが、どういうわけか自分には合わなかった。 冒頭、物語は天…

『十角館の殺人』綾辻行人

十角館の殺人〈新装改訂版〉 「館」シリーズ (講談社文庫) 作者:綾辻行人 発売日: 2013/04/19 メディア: Kindle版 今年に入ってからミステリばかりを重点的に読んでいた。しかも新作とかではなく、ミステリファンなら読んでいて当たり前のような、そういった作…

「安達としまむら」は硬派なんじゃないか論

現在、アニメ『安達としまむら』が放送されている。 コミカライズが原作を一部改作しているのに対し、アニメ版はより原作に忠実に映像化されていて、原作ファンの自分は大いに楽しんで見ている(もちろんマンガ版も十分魅力的だし、アニメは花咲太郎のくだり…